床材の施工

Floor material construction

代表的な床材のご案内

塩ビタイル

塩ビタイルは、30.3㎝角や45㎝角などの正方形で 文字通り、タイルのように貼り詰めて施工します。 主に病院や、店舗に多く採用されていましたが、最近ではそのスタイリッシュな面やお手入れの面で好まれ、一般の住宅でも、水まわりはもちろん 洋室や、趣味の部屋に採用されるようになってきました。 タイルカーペットのように 市松模様などのデザイン貼りも可能ですが、硬い材質なので、部分だけ張り替えるということはできません。

タイルカーペット

使用する空間に合わせて、タイルのように定形のものを敷き詰めて使用します。 大きさは、45cm角や50cm角が一般的です。 必要な部分に敷き並べるだけなので簡単に施工できるほか、木の床、塩ビタイル、コンクリート、モルタルなど、ほとんどの下地に対応できます。 汚れた部分だけを取り替えたり、床下の配線工事などのための一時的な取り外しにも簡単に対応できるので、オフィスなどでよく採用されます。 大きさや種類はさまざまで、市松模様に並べるなど、デザイン的な工夫も可能です。(写真は市松模様に並べたものです。)

塩ビシート

店舗・病院・福祉施設など様ざまな所で使われている材料です。 比較的大きなエリアに使われることが多い素材になります。 つなぎ目を貼りあわせるのではなく、溶着してるのが大きな特徴で、クッションフロアほど色・柄のバリエーションはありません。 塩ビシートとはプラスチック系床材のうち、塩化ビニル系床材であって、発砲層を含んでいない、幅の広いロール状のプラスチックシートのことで、硬質で耐久性・耐摩耗性に優れています。

クッションフロア

裏打ちに不織布やビニール層、中間に印刷した模様の発泡層、表面に透明ビニールを積層したシート状の床材です。凹凸をつけてデザインされ仕上げられています。 厚み1.8~3.5mm程度のものが一般的で、メンテナンスが容易、水に強い床材になります。 フローリング調や石目調など、たくさんの柄があるのも特徴です。 水に強いので、主に水回り(トイレ、脱衣場)等に多く使われます。

床材の施工例

1、下地調整

クロス同様、下地が平らでないとキレイな仕上がりは期待できません。 パテを使い丁寧にデコボコをなくしていきます。 床の状態により、パテ埋め作業を数回繰り返します。

2、糊を塗る

床の場合、貼る面に直接糊を塗ります。 糊にムラができると、その部分が固まり表面に凹凸が出来てしまうので、最新の注意を払いながら作業します。 スピーディーな作業が求められますので、職人の経験度が重要になります。

3、貼りつけ

糊付けをした面に、クッションフロアを曲がらないように注意しながら、貼りつけていきます。  貼りつけたら、形にそって切り抜いていきます。 温度によって、材料が固くなっている場合がありますので、慎重な作業が求められます。

4、完成

余分な床材をキレイに切り落として完成となります